三位 恐怖させ光見せれば商品は毒もクスリも引く手は数多
二位 肩書きがあれば中身は何であれ従っておく命知らずは
一位 専門家タダの広告要員の正体見せぬ話芸腹芸
番外 右倣え我も遅れず突き進むゴールテープはあの世の御門
日頃無数の判断を下しつつ生活は何気なく進んで行く中で、ここ一番というところが、生活風景の中に紛れ込んでくる。実際誰にでも分かり易い人生上の岐路に立てば、大なり小なり思考も働くものだが、そうでもない日常生活の背景に組み込まれてしまっている中にも大きな罠が潜んでいたりする。そんな時、スイッチが入るかのごとく作動するのが気付き、あるいは、予感、胸騒ぎ等々、知性・感性・精神性のいずれかの自分の持ち分からの警告である。これによってとんだ災難を被る寸前、さっとよけて回避するのである。こんなのも実に日常のひとコマであって、その時その時をやり過ごせば、記憶に残る程のことでもない。問題はそれがうまく作動しない時、これまでの生活、時間の流れが一変してしまう危機に陥ることである。どうもありがとうございました。
