三位 毎日のフェイクニュースも飽きられて忘れられゆく大手メディアは
二位 記事なのか広告なのかそんなのはどっちでもいい大手新聞
一位 まやかしは専売特許売り物でそれがどうしたテレビ新聞
得手不得手というものから誰しも免れるのは難しいのであり、万能の天才と称されるレ
オナルドダヴィンチにしても語学や暗算は苦手だったというから、市井一般の紳士淑女
連に一つ二つ隠しておきたい能力の凸凹があるのは致し方無い。そうは言え、馬鹿正直
者に詐欺師が務まらぬように、高所恐怖症の鳶職、血を見るのが何より嫌いな外科医、
結婚歴のない結婚アドバイザーなどと聞くと、依頼者から見れば仕事を頼む相手として
は、些かご遠慮願いたいというものである。昨今はこられに加え、取材嫌いのジャーナ
リストやものの真偽の見極めを苦手とする記者などが大挙して列をなし大樹の前に市を
なす有様である。噓か誠かなんぞに何の関心もなく、スポンサー様への忖度誘導記事を
並べて事足れりとする人民洗脳文集をクオリティペーパー・新聞などと僭称し、権力者
大金子のお先棒を担いでフェイクニュース祭りを日夜囃して恬として恥じないのである
から、これはもはや得手不得手の問題どころではなく箸にも棒にも掛からない代物なの
であるが、いまだ潰れもしないで済んでいるのは世界の七不思議なのである。
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