三位 激推しの医療者もはや天国の門は締め切り入場禁止
二位 人のためそんな昔もありました今は煽り屋コロナ成金
一位 打て打てと甲子園さえ顔負けの打棒爆発コロナ成金
番外 副作用テンコ盛りでもまだ足りず死出の旅路や第七回目
キリスト教の名言「金持ちが天国に入るのはラクダが針の穴を通るより難しい」。この言葉をふと思い出すと私には何とも言えぬおかしさがこみ上げてくる。このおかしさは何処から来るのだろうとこの名句が記憶の底から浮かび上がって来るたび考えてみるのだが今ひとつはっきりしない。「ラクダが針の穴を」という発想は、日頃まるで馴染みのないあの「ラクダ」が、これもまた針仕事などと無縁の私には目にすることのない「針の穴」の組み合わせ。この絶妙な取り合わせの面白味から来るのか。それともさらにこのセットの比較対象がお金持ちの行く末であるからなのか。いや、そうでは無くて何かもっと深いところで心の琴線をくすぐるような、否、自分でも分からない笑いのツボをそっと押されてしまっているのか。まあそんなことより、一方で底知れぬ不気味さもあるのである。ニンゲン知らぬ間にふるいにかけられている。お金持ちはいいとしてもそれまでの過程が重要だ。副作用どころか死亡者多数のナントカを繰り返し打ちまくり、死屍累々の犠牲の上にひと財産築いたところで、本人の自覚があろうとなかろうとあの世の扉の向こうが何であるのか。言わずと知れたことである。どうも有難うございました。
